②BTN vs BB のCB(33%~150%)について
前回は、CB額を33%、75%、150%と設定しました。
今回は、同じシチュエーションと同じフロップパターン200種類で、55%と100%を追加して更に細かく解析します。
なお、前回同様ですが、シチュエーションは以下のとおりです。
---
前提条件
シチュエーション:
6max(スタック100bb)
BTN:2.5bbオープン
SB:fold
BB:Call
↓
BB:Check
BTN:??(CB;33%,55%,75%,100%150%)
●BTNオープンレンジ(PokerSnowieのプリフロップアドバイザーを参考)
●BB Callレンジ
---
同条件で解析し、改めて各ボードにおけるデータをまとめました。
●33%,55%,75%,100%,150%における最適CB額について
BTNが5パターンのCB額を打つ場合のEV値を調べ、最も高い期待値となるCB額を「最適」としました。
(中略)
上記のとおり、各ボードの最適Bet額は出ました。
また、黄色の部分に各ボードの特徴をまとめました。
(ドライ・ウェットの判定は、各ボードの標準偏差を用いた指数値です。)
200のボードのうち、5つのBetがそれぞれ最適となるボードの数は以下のとおりです。
33% :120個
55% :21個
75% :28個
100%:18個
150%:13個
こうして並べると、BTNvsBBの時には、従来のセオリーとして想定しているよりも、CBは小さく打つことが最適となる場合が多いようです。
(おそらくBBのCallレンジにろくでもないハンドがたくさんあることも影響していると思われます。)
以降は、これらの標本をもとに、高く(低く)Betするときはどんなボードなのか、傾向を調べていきたいです。
フロップボードのドライorウェットは?スートはレインボーかツースートで関係あるのか?フロップボードのハイカードは?
これからが実践で活かすための肝心なところです。